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今注目されている特定技能とは?
株式会社ジェイ・エス・ピーのコラムをご覧いただき、ありがとうございます。
ニュースや求人の話題で「特定技能」という言葉を見かける機会が増えましたよね。
しかし実際には、「いつ始まった制度なのか」「技能実習と何が違うのか」「どんな業種で活用されているのか」など、意外と詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。
特定技能制度は比較的新しい制度で、人材不足の影響もあり、ここ数年で一気に注目されるようになりました。
その一方で、断片的な情報だけが先行し、「結局どんな制度なのか」が分かりにくく感じられる場面も少なくありません。
そこで今回は特定技能の基礎について簡単にご紹介します。
特定技能の定義

特定技能とは、日本国内で人手不足が続く分野において、一定の知識や技能を持つ外国人材が就労するための在留資格です。
最大の特徴は、「技術を学ぶため」ではなく「技術がある上で、現場で働くこと」を前提にしている点にあります。
制度上は「特定技能1号」「特定技能2号」に分かれていますが、まず多くの現場で活用されているのは特定技能1号です。
特定技能1号は、各分野で定められた試験や条件を満たした人材が、現場業務に従事するための入口となる位置づけです。
一方の特定技能2号は、より熟練した技能を前提とした在留資格で、長期的な就労を見据えた枠組みとされています。
よく比較される技能実習制度は、人材育成を主な目的とした制度ですが、特定技能は最初から労働力としての活用を想定している点が大きな違いです。
そのため、業務内容や配置についても、現場の実情に合わせた運用がしやすくなっています。
特定技能はいつできた?

特定技能は、2019年にスタートした在留資格です。
ここ数年で急に耳にする機会が増えたのは、この制度自体が比較的新しく、しかも「現場の人手不足」という課題と直結しているからです。
それまで日本で外国人材が働くルートとしてよく知られていたのは、技能実習などの枠組みでした。
一方で現場では、「一定のスキルがある人に、即戦力として働いてもらいたい」「必要な業務を安定して任せたい」というニーズが強まり、より実態に合った制度が求められるようになります。
その流れの中で、人材不足が深刻な分野を中心に受け入れを進める仕組みとして整えられたのが特定技能です。
どんな業種で活用されている?

特定技能は、あらゆる業種で使える制度というわけではなく、人手不足が特に深刻とされる分野に限って活用されているのが特徴です。
現場で一定の業務を任せられる人材を、安定的に確保したい――そんなニーズが強い業界を中心に、受け入れが進められています。
代表的な分野として挙げられるのが、慢性的な人材不足が続く、介護、外食業、建設、農業、宿泊業などです。
特定技能は、日本人採用だけでは対応が難しくなっている現場において、即戦力として働ける人材を確保する手段として位置づけられています。
企業にとっては、業務内容や従事できる範囲が制度上決まっているため、現場配置や育成の計画を立てやすい点がメリットです。
さらに、一定の日本語力や分野ごとの基礎的な知識・技能を備えた人材であることから、業務指示や日常的なコミュニケーションが比較的スムーズに進みやすいという特徴もあります。
また採用段階で一定の基準を満たした人材であるため、現場に必要な理解力や適応力を備えた、質の高い人材を確保しやすい点も評価されています。
仕事内容の前提説明や基本的なルール教育にかかる負担を抑えやすく、初期の教育コストを軽減できる点も、現場ではメリットとして挙げられるポイントのひとつです。
一方、働く側にとっても、就労を前提とした在留資格であるため、日本で働く期間やキャリアを具体的に想定しやすい制度といえます。
職場環境やサポート体制との相性が合えば、長期的な就業や定着につながりやすい点も特徴です。
このように特定技能は、人手不足に悩む業種と、働く意欲・能力を持つ外国人材とをつなぐ役割を担い、現場を支える制度として活用されています。
まとめ

特定技能は、2019年に始まった比較的新しい在留資格で、人手不足が続く分野において、一定の技能や日本語力を持つ外国人材が働くことを前提に整えられた制度です。
技能実習とは異なり、最初から労働力としての活用を想定している点が特徴で、現場の実情に合わせた運用がしやすい仕組みとなっています。
実際には、介護や外食、建設など、人材確保が課題となりやすい業種を中心に活用が進んでおり、現場を支える選択肢のひとつとして定着しつつあります。
一方で、制度の理解や採用準備、定着に向けた対応など、検討段階で悩みやすいポイントが多いのも事実です。
株式会社ジェイ・エス・ピーでは、こうした特定技能人材の確保について、制度の整理から採用・受け入れに関する相談までサポートを行っています。
特定技能の活用を検討しているものの、何から始めるべきか迷っている場合は、お気軽にお問い合わせください。
